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脳神経外科疾患メモ Vol. 10 内頚動脈狭窄症に対する手術

 近年、頚部の内頚動脈狭窄症を有する患者さんが急速に増加しています。この疾患は突然、脳梗塞や一過性脳虚血発作を引き起こす可能性があり注意が必要です。写真の症例は、左大脳の脳梗塞で発症した患者さんです。頚部の左内頚動脈がとても細くなっていて、右内頚動脈と比べても差は歴然としています。そのため、左大脳の脳血流量が極端に低下しています。
 この患者さんに対して頚動脈内膜剥離術を実施しました。頚動脈を露出したのち、頚動脈を切開すると「犯人」の動脈硬化病変(アテローマあるいは粥種)が認められます。顕微鏡のもとでアテローマを丁寧に摘出します。内頚動脈狭窄症に対しては、ステントを用いた血管内治療も選択肢の一つで、当科ではそれぞれの患者さんに安全かつ適切な治療法を選択して提供しています。次回は、ステントを用いた血管内治療について解説します。

Internal carotid artery stenosis may cause transient ischemic attack or ischemic stroke due to artery-to-artery embolism or hemodynamic insufficiency. In this case with left internal carotid artery stenosis, carotid endarterectomy was performed under internal shunting. Lipid-rich, necrotic atheroma was completely removed. Postoperative course was uneventful.

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