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ニューロサイエンスの旅 Vol. 1

富山大学脳神経外科では、さまざまな基礎研究や臨床研究を通して、脳神経外科の診療レベルをさらに向上させる努力を続けています。この「ニューロサイエンスの旅」シリーズでは、われわれが実施している神経科学の一部を順次、紹介します。

脳梗塞の患者さんから得られる骨髄液の中には、栄養因子を分泌して脳を保護したり、神経細胞に分化する骨髄間質細胞が含まれています。
その細胞を培養して患者さんの脳に移植することで、手足の運動など、脳梗塞によって失われた神経機能を再建する再生医療の確立を目指して、当科の黒田は前任の北海道大学で約12年間、さまざまな角度から研究を展開してきました。
現在、北海道大学客員教授として北海道大学病院で計画中の臨床試験に参画しているほか、近い将来、富山大学でも臨床試験を開始できるよう準備を進めています。
ごく最近、岡山大学神経内科の阿部康二教授とともに執筆したJournal of Cerebral Blood FLow and Metabolism誌の論文(下記URL)のために作成した図を改変して掲載します。
http://www.nature.com/…/jour…/v32/n7/full/jcbfm2011187a.html

Bone marrow stromal cells (BMSC) can be obtained from the patients themselves with acute ischemic stroke. The BMSC are know to regenerate the damaged central nervous system through multiple mechanisms. Therefore, the BMSC are ideal as donor cells for regenerative medicine. The figure is modified from the recent review article published in JCBFM. Prof. Kuroda is one of authors of this article.

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