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脳神経外科疾患メモ Vol. 8

脳の中心には透明で大変きれいな脳脊髄液に満たされた「脳室」というお部屋が存在しています。脳脊髄液の流れが不良になると発生する水頭症や、脳室の近くに存在する脳腫瘍などに対する治療の際に威力を発揮するのが「神経内視鏡」です。
頭蓋骨にごく小さな穴を開けて脳室の中に内視鏡を挿入することで、脳の中心部に存在する疾患に対して、ひじょうに少ない侵襲で検査や治療を実施することが可能です。大きな開頭術が不要になるので、患者さんにとてもやさしい治療法です。
当科では、日本神経内視鏡学会に認定された二人の技術認定医が日夜、活躍しています。写真は水頭症に対する神経内視鏡手術の実際です。

Neuroendoscopy is a less invasive and useful tool to treat the patients with obstructive hydrocephalus, periventricular tumor, and so on. Photographs shows representative findings in third ventriculostomy for obstructive hydrocephalus.

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