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脳神経外科疾患メモ Vol. 16 オペレーションiPadの巻

 患者さんのCT・MRI・脳血管撮影などの画像データは、術前のみならず、手術中も大変有用な情報を提供してくれます。
 これまでは手術中に画像データを再チェックする際、患者さんから一旦離れて、手術室の壁に設置された大型モニターまで移動して見る必要があり、どうしても手術の中断が余儀なくされていました。
 しかし、患者さんの画像データをDICOMファイルのまま取り込んでおいた「iPad」を滅菌パックに入れて使用すると、顕微鏡手術をしながら、その場で画像を確認して次のステップに進むことができるので、これまで以上にスタッフ間のディスカッションやコミュニケーションを迅速かつスムーズに行なうことが可能になりました。いい時代になったものです。写真は脳動脈瘤頚部クリッピング術の際の一コマです。

The iPad is a quite useful tool to check neuroradiological information during surgery without time loss. Radiological data can be transferred into the iPad as the DICOM files very quickly. The iPad can be wrapped with a sterilized bag. Neurosurgeons can discuss a lot during surgery without any stress.

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