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ニューロサイエンスの旅 Vol. 8

硬膜動静脈瘻(dAVF)に対する血管内治療は、当科・桑山直也の長年にわたる努力もあって、広く普及した治療法として確立しています。しかし、治療後に思わぬ神経症状がまれに出現することもあるので注意が必要です。
今回、われわれは、73例の海綿静脈洞部dAVFに対する血管内治療ののち、3〜65ヶ月後に4例(5.5%)で遅発性外転神経麻痺が出現することを欧州脳神経外科学会の機関誌に報告させていただきました。この論文では、海綿静脈洞の後半部に病変の主座を有する症例では特に注意が必要であること、長期にわたる経過観察が重要であることを強調させていただきました。
詳細は以下をご参照下さい。

Kashiwazaki D, Kuwayama N, Akioka N, Kuroda S: Delayed adducens nerve palsy after transvenous coil embolization for cavernous sinus dural arteriovenous fistulae. Acta Neurochir (Wien) 2013 Nov. 5 [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24190456

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