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脳神経外科疾患メモ Vol.11 内頚動脈狭窄症に対する血管内治療

内頚動脈狭窄症に対する血行再建術には、手術(内膜剥離術)のほかに血管内治療(ステント留置術)があります。2007年からステント治療にも健康保険が適用されるようになり、治療件数は急速に増えてきています。鼠径部よりカテーテルを頚動脈に誘導し、バルーン、ステントを用いて狭窄部を拡張させます。血管拡張中に狭窄部から脳血管へ血栓や動脈硬化病変(アテローマプラーク)の破片が飛ばないように、フィルターやバルーンを用いて内頚動脈遠位部を保護します。この治療は局所麻酔ででき、身体の負担が軽い、治療時間が短い(1時間程度)、首に傷が残らないなどのメリットがあります。ただし治療に関わるリスクは手術も血管内治療もほぼ同等です。内膜剥離術は病変を「摘出する」治療ですが、ステント留置術は「外に押し広げて内腔を確保する」治療です。油の塊のような柔らかいアテローマプラーク(不安定プラーク)に対しては、ステント治療は不向きです。(ステント留置を行ってもステントのメッシュの間からプラークが飛び出してくる可能性があります。)そのため、術前に必ずプラークMRIや頚動脈エコーを行って、プラークの性状を評価しています。患者さんごとに手術、血管内治療のどちらが適しているかを十分に検討して、治療法を選択しています。当院におけるステント留置術の周術期虚血性合併症リスクは2%以下であり、極めて良好な成績を維持しています。

Carotid artery stenting (CAS) is an effective alternative carotid stenosis treatment in which a stent is placed via a catheter inserted into the groin. Distal embolic protection device is deployed downstream from the lesion to capture debris during the procedure. The stent helps prop the artery open and decreases the chance of it narrowing again. CAS may be used when carotid endarterectomy isn’t feasible or is too risky.

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