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脳神経外科疾患メモ Vol. 6 脳卒中後疼痛のお話

脳梗塞あるいは脳出血などの脳卒中ののち、しばらくしてから半身の顔面、躯幹、手足に出現する耐えがたい痛みは「脳卒中後疼痛」と呼ばれています。脳卒中の後遺症の中でも、数多くの患者さんを苦しめている症状の一つです。やけどをしたあとのようなじんじんとした痛みが常に存在し、ものに触れただけでも痛みが増強します。
通常の鎮痛剤は無効で、一部の患者さんでは特殊な薬剤が有効なこともあります。どの薬剤も無効な場合は、大脳の表面に電気刺激を送る「運動野刺激療法」が約半数の患者さんで有効です。
この治療を実施すると、同側の視床のブドウ糖代謝が改善することがPETを用いた研究で判明しています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21792141

Post-stroke pain is one of severe neurological sequelae after stroke. Drug challenge test (DCT) may be useful to identify the specific drugs to improve it in each patient. Motor cortex stimulation (MCS) is very effective in about half of patients with post-stroke pain. Very recently, MCS has been proven to improve glucose metabolism in the ipsilateral thalamus in patients with post-stroke pain.

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