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脳神経外科疾患メモ Vol.5 パーキンソン病と脳深部刺激療法(DBS)

パーキンソン病は、手足のふるえやこわばり、歩行障害などをきたす難病で、進行すると著しく日常生活が制限されてしまいます。当院では薬物治療では十分な改善が得られないパーキンソン病を対象に、頭の特定の部位(主に視床下核)に電極を挿入し、電気刺激することにより症状を改善させる手術、脳深部刺激療法(Deep Brain Stimulation: DBS)を行っています。当院では1998年よりこの手術を行っており、2006年には新しい手術装置を導入し、手術件数は50例を超えました。改善の程度には個人差がありますが、満足に歩けなかった方が手術後にはスキップができるようになったり、歩いて旅行に行けるまで改善する例もあります。このことは、新聞やテレビでも報道されています。
http://www.youtube.com/watch?v=YJzgRfk0EyU
http://www.youtube.com/watch?v=xicJx3H49sM&feature=related

当院は、北陸で唯一、「日本定位・機能神経外科学会」から認定を受けている施設です。(技術認定施設は2012年現在、全国29施設)
http://jssfn.umin.ac.jp/information/090710.html

この手術治療は保険適応が認められているものの、北陸ではまだまだ認知度が低いのが現状です。私たちはパーキンソン病でお困りの方が、手術で改善することを知らずに寝たきりになってしまうことがないように、多くの方々にこの治療を知っていただければと思っています。詳細は、当科のホームページをご覧ください。
http://www.med.u-toyama.ac.jp/nsurgery/senshin/stereo.html

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